およそ同じ状況の木材-<サイズ、厚み、乾燥度合い>-であるという前提で、叩いてその響く音の高さ、大きさ、倍音、減衰の仕方などを聴き比べる事が出来る。
もちろんこれで完成時のサウンドを完全に把握できるわけではないが、豊かなアコースティック感を持った倍音豊かに鳴る方向なのか、あるいは全く逆にソリッドでパワーとドライブ感にあふれるイメージなのか、ある程度方向性を見定めて行く事ができる。
ネック材とボディ材、使う塗料と仕上げの仕方、パーツとセットアップをクライアントの望む方向に組んでゆく事で、間違いなく狙った方向のギターにしたてあげる事が可能になる。