一昨日の山陽新幹線保守車両事故。6万人以上の足に影響が出たそうですね。
ちょっと調べたところによると、一日の新幹線利用客は60万人とも80万人とも言われているようですが、差支えがあるのか断定出来ないのか、はっきりとは発表されていないようです。でもいずれにしてもそのうち6万人というのはかなり大きな数字です。ホントに今回人的な被害が無かったのは全くの幸いと言えるでしょうけれど、このパーセンテージが大きいのか小さいのか、僕なりに考えます・・・。
見聞きしたところによりますと、新幹線は24時から6時の間は営業運転を止めて、その間に今回活字に出てきた保守点検車両というのが全路線くまなく、それこそ線路からトンネルから防護壁から何から何までチェックして、必要がある箇所は修繕、補修を繰り返しているそうです。その仕事にかかっている時間、人件費、経費、あるいは係る人皆が職務を全うしているか、などは僕の知りえるところではないのですが、毎日数cm単位でレールを持ち上げたり引っ込ませたりしているそのおかげで1年365日x80万人=2億9千200万人x何年か,のほとんどの人が危険のキの字も感じずにこのシステムを利用できていると言うこともちょこっと頭の隅に入れておいて、たまにはいつもは見えないその人たちに『ありがとう』の一言を言ってもバチはあたらないかも知れません。(いやぁなかなか思い浮かばないですけどね。)
もちろん事故は決してあってはならない事ですし、過去の鉄道事故を引き合いに出すまでも無く、一度起きれば非常にたくさんの人々の生き死にに影響するカテゴリーの問題ですから、うやむやににすることなくしっかりと原因を見極めて対策を講じてもらいたいと思います。
ただ一方で、お金を払っているから命は守られて当然。不便が起きたら文句を言う。それは全くあたりまえのこととされるかもしれませんけれど、普通に何事も無く乗れて時間に間に合った時に、あるいは事故無く目的地にたたどり着いたときに、まぁ無理かもしれませんが保守点検作業に当たられている人たちのことをちょっと思い出せたらいいな。。。と、自分のチッチェえ胸に言い聞かせた次第です。