怖ろしい映像が、時間の経過と共に報告されています。
2時46分、たまたま出張先の渋谷の街中、ビルの2階で最初の揺れを感じました。始めは緩やかに、それが徐々に大きくなってきて危ないと感じられるほどになった時に非常口に向けて走りました。
幸い僕の周りでは人的な被害はありませんでしたが、それから後ほとんど携帯は使えず電車も止まり、会社とも家族とも連絡が付かず何が起こったのか周りの状況も把握出来ず、強い不安を感じました。
夕方帰宅ラッシュの時間帯を向かえましたが相変わらず交通機関は麻痺していて駅構内で座り込んで運行再開を待つ人、無言でバスやタクシーの長蛇の列に着く人、やむなく道路を歩く人、ひとひとひとがあふれ返っています。
自分もタクシーを探しながら結局新宿まで歩きましたが、まだその時点では、いえ今の時点でもそうですが、こんな大きな災害だとは思わずにいました。
宿を取っていた自分はホントにラッキーだったんですが、もし日帰りの予定だったとしたら、今頃駅で過ごして居たかもしれません。
新宿のホテルにたどり着くとびっくりするくらいロビーはキャンセル待ちの人でごった返していました。天気は悪くはないのですが外は冷たい風が吹いています。何処かに入らなければとても過ごせません。
食事をしようと外に出ましたがどこも満席か、あるいは品切れ状態。コンビニに入っても食べ物は何もありませんでした。
東京はそれ程ひどい物的損害は今のところ聞いていませんが、それでものこのありさま。
宿に入ってニュースを見はじめると思わず声を上げそうになるほどの映像が次々と映し出されて、ここに至ってやっと災害の大きさを感じられます。いえ、まだ全ては把握されていないのでしょうけれど。
スマートフォンもipadも持ちながら、何もわからずに東京をさまよった怖さを感じた一日でした。
今日の部屋は11階。今だゆ~っくりと揺れ続けています。