っと言っても僕のではありません。僕が勝手に唯一の師と仰ぐ内田光広さんの最新作です。 -(写真も昨日文中に出てきた亀工房さんのブログからちゃっかりいただきました。内田さん、前澤さん、すみません)- オールコアの極めて美しい1本。あー弾きに行きたいなぁ。良い音しそーだなぁ。)^o^(
内田ギターはT’s Guitarsから車で1時間ちょっとくらいの、環境のすばらしい高原の林の中にあります。(一回チャリで行きまして、3時間ほどかかりました・・・。)以前はアイルランドはLowden Guitarsの工場長も勤められていた内田さんの工房にちょこちょこお邪魔させていただくようになってからもう十数年。世の中に優れたギターは星の数ほどありますがここのギターはちょっと違います。「素材の良さを出す」なんて、みんな軽々しく口にしますが、『出し切る』というのは生半可な取り組み方で出来ることではありませんよね。
それと完全、完璧なオリジナリティ。パーフェクトです。かなりの数の作品を拝見させていただきましたが、製作が本職の僕から見てもナンクセのひとつもつけられません。『いつも1本ずつしか作らない。2本同時に作ったら1本はスペアになっちゃうから。』『ひとつひとつの工程を、自分の望む方向に近づけてゆくしかないでしょ。』いつも正真正銘本気の1本です。それこそが僕の、内田さんに惹かれる所以です。
写真のギターはデュアルサウンドボード、デュアルサウンドホール仕様。トップ、バックの間にもう一枚の響板があり、そこからの振動波は少し回り道をした後に指板サイドの2番目のサウンドホールから出てきます。結果微妙に異なった音色が微妙なタイムラグを伴って外部に出ることになり、それは想像以上に深く心を揺さぶる音色になります。
ある方が、内田さんが作られる生涯最後の1本というのを予約されているそうです。。。もちろん値段もスペックもどのくらいになるのか今はまだわかりません。だけど・・・、ロマンですネェ。夢・・・です。
いつかそんなギターを作りたいです。