バインディング加工から Arc ボディを追いかけてきました。
いよいよ仕上げの研磨です。
研磨前と後のボディを比べると、ずいぶん滑らかになったことがお分かり頂けるかと思います。
ここまでいろいろな機械や道具を使って研磨してきました。
ルーター・3点式ベルトサンダー・スポンジサンダー・手作業の紙やすり、そしてオービタルサンダーを使用します。
特に材を観音開きにしたボディは、左右対称の美しい杢を持つと同時に、木肌(と表していいのかわかりませんが)の向きも左右対称となります。作業が進むにつれて、やすりはより目の細かいものを使っていきますが、左右両方を同一方向に研磨するため、本当に僅かですがどちらか片方は、逆毛を立てたようになってしまいます。それは塗装の仕上がりにも影響します。
一方向の研磨でできた微妙なむらを、オービタルサンダーで研磨し、幾度となく研磨と目で確認を繰り返し、仕上げていきます。
Arc の美しいアーチには本当に時間と手間がかけられています。
そして、今回ご紹介できませんでしたが、ネックは3ヶ月から4ヶ月という長い時間をかけて作られます。
指板の乾燥から数えるとさらに時間がかかっています。
本当にギターが大好きな T’s Men が妥協を許さずに製作しているギターです。
ギターを愛する多くの方々に弾いていただきたいです!