— a2cさん (MintJam) —
BFTSがプリインストールされたArc-STD w/Trem を使用しています。
このギターはライブよりもレコーディング作業での使用頻度が高いのですが、
BFTSはレコーディング時に非常に頼もしい存在となっています。
普段、演奏の仕事よりも音楽制作の割合の方が高く、
その中でもポップスやロックなど歪ませたギターの音色を多用するジャンルの仕事が多いのですが、
歪ませた時にこそBFTSの恩恵を強く受けることができ、特に2弦と3弦の関係が大きく変わると感じています。
普通のギターを弾いた時に、
2弦3弦をそれぞれ1度4度、又は1度5度の和音で鳴らした時にはビシッとチューニングが決まっているのに
1度と長3度の和音になると微妙にピッチがズレている気がする、和音が嫌な感じにウネる、という事がよくありますが、
BFTSのインストールされたギターではそういった現象が無くなります。
他の弦でもルート+3度やそれ以外のコードを鳴らした時の一体感は素晴らしく、
知らず知らずのうちに自分で設けてしまっていたコードワークやボイシングに対する制約を取り払う事ができます。
これらは演奏面でのメリットですが、
チューニングがビシッと決まる事でやはりレコーディング時の作業効率も高くなる
(チューニングに確信を持てる=チューニングメーターを見直す時間が減る)と思います。
これら一つ一つを見れば小さな事かもしれませんが、
プレイヤーにとってはどんな小さな事でもストレスとなるものは可能な限り排除する事が
表現力アップへの近道だと思いますので、
そういった意味でもBFTSはプレイヤーの強い味方になってくれると思います。
全てのギタープレイヤーにお勧めできるプログラムです。
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a2cさんからは2012年8月にロックハウスイケベ池袋店様でイベントを行った際の
感想、また新しいArc-STDに対してもブログの中でコメントをあげていただいています。
http://d.hatena.ne.jp/mellowjamstudio/20120814